2019.03 皆さんは医療的ケア児という言葉を耳にされたことがあるでしょうか。
医療の進歩によって,今まで救えなかった生命が救われるようになってきた一方で,生涯にわたって人工呼吸器などの医療的ケアを受けないと生活できない子ども達が増えてきています。そのような重い病気を持つ子ども達と家族にとって,家族としてのゆったりと充実した時間を持つことはなかなか容易ではありません。家族として自宅で生活するとなると,24時間その子どものケアが必要なため,家事・仕事と子育ての両立は容易ではないためです。
一方で,従来のホスピスは大人向けであり,終末期の患者(主に高齢者)が多いため,重い病気を持つ子ども達と家族にとって,必ずしも意向にマッチした施設とはいえません。
そこで,1982年,イギリスのオックスフォードに,世界で初めての子どもホスピスが設立されました。
そのような理念のもと,2016年4月には日本でも,子どもホスピスである「もみじの家」が設立されました。
こうした「家」が国内のあちこちに作られて欲しいとの理念のもと,喜谷昌代氏が同年5月に立ち上げた財団が,キッズファム財団(正式名称:一般財団法人 重い病気を持つ子どもと家族を支える財団)です。
https://kidsfam.or.jp/
同財団は,講演会,シンポジウム,チャリティイベントなどを主催していますが,
去る2019年3月5日,キッズファム財団主催の第1回キッズファム・チャリティゴルフコンペ@桜ヶ丘カントリークラブ(東京都多摩市)が開催されました。
https://kidsfam.or.jp/archives/2630
当事務所の代表弁護士赤瀬は以前からその理念に共感しておりましたので,是非とも参加をしたかったところですが,残念ながら日程が合わずに参加することが叶いませんでした。しかし,微力ながら寄付はさせていただくことができました。
代表弁護士赤瀬としましては,今後も同財団の活動にできる限り協力していく意向でございます。